こどものむくみ

むくみは、一般的なむくみでは、食事や生活習慣の影響で水分代謝がうまく行われていない状態を表していますが、症状としては痛みがあるわけでものなく、自分の感覚的なものと見た目でむくんでいると判断されています。しかし、感覚的なものであるだけに子供のむくみは見逃しがちです。子供自身が気づかないため親にむくみを訴えるというのは稀なことでしょう。ですので、子供のむくみは親が自ら気づいてあげるしかないのです。大人と違い、子供のむくみ症状は病気である可能性があります。大人ももちろんむくみが病気の可能性がありますが、アルコールなど他の要因も大きく、ほとんどの場合が大したことないのですが、子供はアルコールを摂るわけでもないですし、体のつくりからして病気である可能性が高くなります。むくみの調べ方は、足首の少し上あたりを指で押さえてみます。30秒近くたって離してみて、皮膚が元に戻らず穴があいたような状態であればむくみです。可能性としてむくみが顔に現われている場合は、急性じん炎、上瞼にむくみを生じている場合は、ネフローゼ症候群、全身のむくみは腎臓や心臓の疾患などが考えられます。

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子どものむくみ〜ネフローゼ症候群

子供の様子を見ていて、顔を中心に全身がむくんでいる、尿の回数が増える、いつもより元気がなくなっている、だるそう、顔色が悪いなどいつもと違うこれらの症状がみられる時、小児科で診てもらった方がいいでしょう。ネフローゼ症候群とは腎臓に障害が生じることで、血液中のタンパク質が失われることによりむくみが生じる腎臓疾患の総称です。ネフローゼ症候群では、尿中に蛋白が出る、血液中にたんぱくが出る、尿が減り、体がむくむなどです。ネフローゼ症候群の治療にはステロイド剤を使用したりします。ステロイド剤の短所など叫ばれていますが、危険なものではありませんので不安な場合には医師に相談しましょう。ネフローゼ症候群は感染症や風邪、水ボウソウにより再発や症状が悪化することがあります。ネフローゼ症候群では、病気が進行すると腎不全の状態になり乏尿になる場合があります。ネフローゼ症候群の治療には、薬物療法のほか、食事療法を行います。食事療法ではカロリー制限や塩分制限、タンパク質摂取制限が行われます。むくみ自身に対して利尿剤、尿たんぱく抑制に対する抗凝固薬などを使用したりします。

子どものむくみ〜急性糸球体腎炎

子どもの症状でむくみのほか、だるさ、尿が少ない、たんぱくが尿にでる、頭痛や腹痛やおう吐などが見られる時は小児科で診てもらいましょう。急性糸球体腎炎とは、容連菌という細菌の感染により引き起こされる腎炎のことを指します。容連菌とは、溶血性連鎖球菌という細菌のことで、連鎖球菌とも呼ばれます。子供の病気だと言われてはいますが、からだの抵抗力や免疫力が低下している場合は、大人や妊婦などにも感染することはあります。感染経路は、飛沫感染と皮膚からの接触感染と言われています。急性糸球体腎炎には、特別な治療法というものがありません。そのため、急性糸球体腎炎にかかると入試手安静に保ち、食事療法がおこなわれます。急性糸球体腎炎に感染すると1〜2週間ごに発生します。急性糸球体腎炎の検査には、尿検査、細菌学的検査、血清学的検査、腎機能検査などが行われます。治療は塩分、タンパク質、水分の摂取を制限されている食事制限や他の病気の予防や落ち着かせるために必要な薬の投薬を行います。

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Copyright © 2008 むくみを見つけて子供の病気に対処する方法